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ジョージス大臣が空港で暴言 [保守党]

3539932 ヘレナ・ジョージス女性の地位担当大臣が誕生日の2月19日、プリンスエドワード島州のシャーロットタウン空港で、モントリオール行きのエアカナダ便に搭乗する際、空港職員に暴言を吐いた件で、大臣は26日に謝罪した。しかし空港職員らの怒りはおさまらず、野党議員らは大臣辞任を要求している。
 ジョージス大臣は秘書を伴い、空港に出発時刻ぎりぎりに到着した。そのとき、空港職員が「ブーツを脱がないと警報が鳴ります」と告知したにもかかわらず、大臣はそのままゲートを通過しようとしたので、職員は椅子に座ってブーツを脱ぐよう指示した。すると大臣は激怒し、プラスチック容器にブーツを叩きつけて大声でこう叫んだという。
“Happy fxcking birthday to me. I guess I'm stuck on this hellhole.”
 大臣はさらに、ロックされた検査室のドアをこじ開けようとした。また、空港には出発の2時間前に到着するよう要請されると、こう答えたという。
「搭乗時刻について、私に説教する必要はないわ。私はあなたたちのために、ここでケツを上げて働いているのよ(I've been down here working my ass off for you people)」

 ジョージス大臣は26日、謝罪の声明を発表した。
「シャーロットタウン空港で飛行機に乗ろうと急いでいて、何人かの職員と感情的に話してしまいました。私の勤務状況と個人的状況に関係なく、不適切な行動について空港およびエア・カナダ職員に謝罪します。」
 だが野党議員らは、大臣への批判を強めている。新民主党のパット・マーチン下院議員は、一般の乗客がそのような行動をとれば搭乗を拒否され、最悪の場合逮捕されるか、下手をするとテーザー銃で撃たれるだろうと述べ「彼女の振舞いは、子供が駄々をこねているかのようだ。彼女は大臣としてのモラルを欠いているので、辞任すべきだと思う」と辞任を要求した。
 自由党のウェイン・イースター下院議員は、こう述べた。
「彼女が搭乗できたのは、VIPだったからだということは明らかだ。」
 自由党のコリン・ケニー上院議員は、次のように批判した。
「ドアを叩き叫ぶことは、飛行機に乗る際の通常の方法ではない。公共の場ではそのような振る舞いをすべきでないということを、誰かさんは知るべきだ。」
 首相官邸は、次のような短いコメントを発表した。
「ジョージス大臣は、自分の行動について謝罪しました。この問題はもう終わりです。」

 1991年にはアラン・レッドウェイ住宅大臣(進歩保守党)が、飛行機に搭乗する際「友人が銃を持っている」と冗談を言ったため、航空法違反に問われ辞任した前例がある。航空法は、空港で「銃」「爆弾」などの言葉を発しただけで逮捕できるものだったが、2007年、本気で脅迫した場合以外は罪に問わないことになった。


写真:ヘレナ・ジョージス女性の地位担当大臣(ちょっと古いです)。
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