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進歩保守党議員2名がワイルドローズ同盟に移籍 [アルバータ]

3459231 1月4日、アルバータ進歩保守党の元児童サービス担当大臣ヘザー・フォーサイス議員(カルガリー-フィッシュクリーク選挙区)と、ロブ・アンダーソン議員(エアドリー-チェスタメア選挙区)がワイルドローズ同盟に移籍した。ワイルドローズ同盟はこれで3議席となり、2議席の新民主党を抜いて州議会の第三党となった。
 2人は、ステルマック首相が赤字予算を組み、社会保険費用を削減していることへの危機感を表明した。そして2009年7月、社会保険プログラムへの懸念を表明したガイ・ブティリエ議員が党から除名されたことにも触れた。フォーサイス議員が「ステルマック首相の下で、この政権は道を失った。私はもうこれ以上、我慢も黙っていることもできない」と語ると、アンダーソン議員も「マントと剣、中傷と二枚舌で決定されるこの政権は機能不全に陥っている。この政権は救いようがない」と語った。
 ステルマック首相は11月、党員の77%の支持を受け、党首として続投することになった。だが各種世論調査は、首相の人気が低下しているのを示した。アンガス・リード社の調査では、彼は全国で最も人気がない州首相だった。
 首相広報のトム・オルセン氏は、2人が離党した理由は個人的なもので、彼らが閣僚ポストを得られなかったからではないかと語った。マウント・ロイヤル大学で政治学を教えるデュエイン・ブラット教授は、今後もさらに離党が続くだろうと予測した。
 だがダニエル・スミス党首は、昨年秋の党首選に勝利したときも大規模な移籍があると言われたことを指し、他党からの移籍を期待しているわけではないと語った。
「我が党に参加しようとする者は誰でも、自分の選挙資金と運動員と訣別する覚悟がなければならない。我々が与党になる前から、権力や閣僚ポストを提供することはできない。」

 進歩保守党のロブ・レンナー環境大臣でさえ、地球温暖化の存在は否定しないし、アルバータのオイルサンドを抽出することがそれを促進していることも、否定しない。彼は、経済に深刻な打撃がない限り何らかの対策が必要だと考えている。ところがカルガリー・ヘラルド元編集記者のスミス党首は今週、同紙上でのコペンハーゲン気候サミットに関する発言で注目を集めた。「真の保守」を標榜する彼女は、ローレンス・ソロモンの著書「否定者たち」から、地球温暖化の原因が人為的なものであることを否定する論文を引用し、連邦政府はいかなる協定にも署名すべきではないと大胆に主張したのである。


写真:左からダニエル・スミス党首、ロブ・アンダーソン議員、ヘザー・フォーサイス議員、ポール・ヒンマン副党首。
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