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オーダー・オブ・カナダ勲章の返上を初めて受理 [人権]

 ミカエル・ジャン総督は6月1日、ジャン=クロード・テュルコット枢機卿、ルネ・ラシーヌ(天文学者)、ジャクリーヌ・リシャール(ピアニスト)の3名によるオーダー・オブ・カナダ勲章の返上を了承したと発表した。オーダー・オブ・カナダ勲章の返上が認められたのは、史上初めてのこと。3名はいずれも、堕胎が違法だった時代に手術を行い、この合法化のために運動したヘンリー・モーゲンテイラー医師の昨年の受勲に異議を唱えたものである。
 テュルコット枢機卿は、モーゲンテイラー氏の受勲は勲章の価値を下げることになり、疑問だとコメントした。またリシャール氏は、堕胎を殺人だと批判したマザー・テレサの発言を引用し、モーゲンテイラー氏を非難した。
 元ニューブランズウィック州副総督ギルバート・フィンとルシエン・ラール司教も、抗議してメダルを返納したが、勲章返上の意志を表示する手紙を添付しなかったため、受理されていない。

【参照】
http://blog.so-net.ne.jp/canadian_history/2008-07-02
http://blog.so-net.ne.jp/canadian_history/2008-12-31
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