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イグナティエフ党首へのネガティブ・キャンペーンに効果〔世論調査〕

 ストラテジック・カウンセル社が5月26日から28日まで、1000人のカナダ人を対象に行ったオンライン世論調査は、ハーパー政権によるイグナティエフ党首への一連のネガティブ・キャンペーンに効果があった可能性を強く示唆した。

 保守党のハーパー首相と自由党のイグナティエフ党首の、どちらが愛国的だと思うかという設問では、ハーパー首相が37%、イグナティエフ党首が9%となり、イグナティエフ党首が34年間もカナダを留守にしていたというネガティブ・キャンペーンに効果があった可能性を示した。
 ティム・ホートンズでコーヒーを買いそうな党首はどちらかという設問では、ハーパー首相が24%、イグナティエフ党首が10%となり、イグナティエフ党首がロシア貴族の末裔であり、オックスフォード大学・ハーバード大学で学んだエリートであることを強調したネガティブ・キャンペーンに効果があった可能性を示した。また中流階級を代表できるのはどちら党首かという設問では、ハーパー首相がイグナティエフ党首を6ポイントリードした。
 ところが、どちらの党首が汚いかという設問では、ハーパー首相が27%、イグナティエフ党首が15%となり、一連のネガティブ・キャンペーンによってハーパー首相も打撃を受けた可能性を示した。
 また調査は、回答者の学歴・収入により大きな違いが生じることも示した。どちらの党首が穏健かという設問では、イグナティエフ党首が23%、ハーパー首相が19%という結果となったが、年収10万ドル以上の回答者ではイグナティエフ党首が32%、ハーパー首相が16%とより大きな差がついた。
 どちらの党首が経済に明るいかという設問では、全体ではハーパー首相が4%リードしたに過ぎないが、高卒以下の回答者ではハーパー首相が21%、イグナティエフ党首が10%となった。
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