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ルビー・ドーラ議員、映画DVD販売に異議 [自由党]

2636363 元女優のルビー・ドーラ下院議員が、議員になる前の2003年にハミルトンで製作されたバリウッド(インドスタイル)映画「キョン・キス・ライ」(何故、誰のために)のDVD販売に異議を唱え、告訴の準備を進めていると3月12日のトロント・サン紙が報じた。
 ドーラ議員は、映画は自分が着たこともない服を着た別人の顔に自分の顔をはめ込み、あたかも自分が演じているかのように偽装していると主張した。
 だが映画製作者のチャランジット・シーラは、配布に関する権利を放棄する契約書にサインしてもらう代わりに、彼女に2000ドルを支払ったと語った。
「彼女は、すすんで映画に出演したがっていた。映画への情熱もあった。だが今は政治家になっているから、DVDの販売を嫌がっているのだろう」。
 ドーラは、契約書にサインした事実を否定し、それを公表するよう要求した。ところがシーラは、契約書は紛失してしまったが、ドーラがそれにサインするのを見た証人がいると述べ、また映画の中にはポルノのシーンはないと指摘した。

2636365 ルビー・ドーラは、インドのパンジャブ州出身の両親から生まれたインド系カナダ人で、カナダ初のシーク教徒の下院議員である。
 彼女が初めてマスコミの注目を浴びたのは、1984年の黄金寺院事件である。シーク教徒分離主義者を殲滅するため、聖地である黄金寺院を攻撃したインディラ・ガンジー首相に、10歳のドーラが非暴力での解決を訴えた手紙を書き、これに首相が返信を送ったのである。
 ウィニペグ大学で生化学を修め、2004年自由党から出馬して初当選。党内では厚生部門を担当し、影の内閣閣僚にも指名されている。2008年には党首選出馬を噂されたが、辞退した。
 1993年、ミス・インディア・カナダコンクールで準優勝したときシーラと知り合ったのが、映画女優になるきっかけとなった。


写真上:3月12日のトロント・サン紙。
写真下:ルビー・ドーラ議員。
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