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自由党の支持率上昇、保守党とほぼ同数に

 ストラテジック・カウンセル社が2月5日から9日にかけて、18歳以上のカナダ人1000人を対象に行った政党支持率調査は、自由党の支持率が全国的に上昇するなか、保守党とケベック連合の支持率が低下し、保守党と自由党の支持率がほぼ拮抗していることを明らかにした。
 同社が電話で「もしも明日連邦議会選挙が行われたら、あなたはどの党に投票しますか」と尋ねた結果は、以下のようになった。( )内は昨年10月の調査結果との差である。

 【全国】
保守党:32%(-6)
自由党:33%(+7)
新民主党:17%(-1)
ケベック連合:5%(-5)
緑の党:13%(+6)
 ストラテジック・カウンセル社のピーター・ドノロ氏は、ケベック連合に支援されたため不人気だった連立を解消したことで、自由党は支持率を上昇させたと指摘した。

 【オンタリオ】
保守党:28%(-11)
自由党:43%(+9)
新民主党:20%(+2)
緑の党:9%(+1)
 オンタリオでは二大政党に顕著な変動が見られた。すなわち保守党は支持率を大きく下げ、自由党は大きく上げている。

 【ケベック】
保守党:17%(-5)
自由党:24%(±0)
新民主党:12%(±0)
ケベック連合:22%(-16)
緑の党:26%(+22)
 ケベックではケベック連合が支持を失ういっぽう、緑の党が支持率を極端に上昇させ、何とケベックで第一党になっている。

 【西部】
保守党:50%(-3)
自由党:24%(+8)
新民主党:16%(-6)
緑の党:10%(+1)
 西部では、保守党が有権者の半数から支持され、相変わらずの強さを見せているが、自由党も着実に支持率を上げている。

 いずれの地域においても新民主党の支持率はほとんど変わっていないが、ドノロ氏は「自由党の支持率上昇が今後も続くなら、それによって新民主党は大きな損失を被ることになるだろう」と予測した。
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