自由党の予算修正案可決

　自由党のイグナティエフ党首が１月28日に提出した予算修正案は、自由党と保守党の賛成により２月２日、214対84で可決された。新民主党とケベック連合は反対票を投じた。
　自由党の修正案は、３月・６月・12月に予算についての定期的な報告を義務づけている。イグナティエフ党首はそれぞれの報告について、内容次第では内閣不信任する機会となると説明した。
　ところが、自由党議員の中には反発の声が上がっている。ニューファンドランド＆ラブラドル州の６人の自由党議員のうち、スコット・アンドリューズ、サイオバン・コーディ、ジュディ・フット、スコット・シムスの４人は３日に反対票を投じると息巻いている。彼らはこの予算案は、連邦政府がニューファンドランド＆ラブラドル州から16億ドルを奪うことになると述べた。そして、この予算に反対しているダニー・ウィリアムズ州首相から強い圧力をかけられていることを、イグナティエフ党首と同僚議員たちは理解してくれるだろうと語った。
　だがラブラドルの自由党議員トッド・ラッセルは、党の統一のために予算案に賛成すると語った。もう一人のニューファンドランド選出議員ゲリー・バーンは、予算案の可否についてのコメントを拒否した。