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5歳の男児が7歳の兄を刺殺 [犯罪・事件]

 エドモントンで12月21日、5歳の男児が7歳の兄を刺殺する事件が起きた。おもちゃをめぐる争いが原因だという。事件の加害者・被害者の名は報じられていないが、事件のあった家はナジル・アリ・サード氏とキヤル・サリー・イスマエル氏の名義となっている。
 隣人たちはマスコミに対し、一様に「この家族とは付き合いがない」と語り、また家族について語るのを拒否している。だがこの家族と付き合いのあるモハメッド・モハメッド氏は、家族は15年前イラクからカナダに亡命したクルド人で、イスラム教徒だと語った。父親は交通事故のため、最近は働いていなかったという。
 カナダの法律では、加害者は幼すぎるため刑事責任を問われない。だがアルバータ大学で法律を教えるサンジェーブ・アナンド教授は「事件の詳細は知らないが、もしこの件で誰も起訴されないなら、別の人物が責任を問われることになるだろう」と語った。
 またアルバータ負傷リサーチセンターのドン・ボークランダー博士は、こう指摘した。
「クリスマスが近づくと、人々は買い物に行き、家を飾りつけ、出かける準備をする。それはとても素敵な時間だが、別な見方をすれば、あわただしくストレスがたまりやすい時とも言える。」
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