SSブログ

「カナダの危険な都市」ランキング [犯罪・事件]

http://www.macleans.ca/article.jsp?content=20080312_162114_5536
 週刊誌「マクリーンズ」は3月13日、「カナダの危険な都市」2006年ランキングを発表した。これはカナダ法律統計センターが発表した殺人、暴行、性的暴行、強盗、自動車窃盗、住居侵入の犯罪率データをもとに、カナダの100都市について調査したものである。

 ★ワースト10
1.リジャイナ(サスカチュワン州)
2.サスカトゥーン(サスカチュワン州)
3.ウイニペグ(マニトバ州)
4.プリンスジョージ(ブリティッシュコロンビア州)
5.エドモントン(アルバータ州)
6.ニューウェストミンスター(ブリティッシュコロンビア州)
7.チリワック(ブリティッシュコロンビア州)
8.ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州)
9.バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
10.ハリファックス(ノバスコシア州)

 ★ベスト10
100.カレドン(オンタリオ州)
99.マスクータン(ケベック州)
98.ノッタワサガ(オンタリオ州)
97.ホルトン地区(オンタリオ州)
96.ペトロリア(オンタリオ州)
95.ノースバンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
94.ミドルセックス(オンタリオ州)
93.ヨーク地区(オンタリオ州)
92.セントアルバート(アルバータ州)
91.ルパンティーニュ(ケベック州)

 ギャングがはびこり、多くの凶悪事件が報じられるモントリオールとトロントがそれぞれ19位と26位と、ワースト10から大きく外れており、ベスト10が中部に占められるいっぽう、ワースト10が西部に占められる結果となった。またワースト都市にはその地区の中核都市が多く、ベスト都市にはその周辺部が多いのが特徴的である。
 犯罪学が専門のオタワ大学教授ロナルド・メルチャーズは、統計には先住民の割合が大きく影響していることに注目した。ワースト3に挙げられた中西部の3都市は、カナダでも有数の先住民人口を有する都市であり、その人口比はリジャイナとサスカトゥーンは9%、ウィニペグでは10%となっている。そしてカナダ人の年齢のメディアンが40歳であるのに対し、先住民は27歳と決定的に若い。そして犯罪は人種に関係なく、もっぱら若い人々によって行われることが多いのである。
 統計上、先住民は非先住民の3倍も暴行・性的暴行・強盗の被害に遭い、7倍も殺害され、殺人容疑を10倍かけられている。サスカチュワン・インディアン連盟は、先住民は1994年から2000年の間に、サスカチュワン州における殺人事件の被害者の55%と容疑者の60%を占めていると報告した。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0