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最初の国旗、カナダに帰る [自由党]

 最初の国旗は1965年2月15日に国会議事堂に掲揚された。2000年2月15日にはこの「最初の国旗」とともに、国旗35周年記念式典が開催されている。ところが2005年、最初の国旗が別のところから発見されたと報じられた。
 ジョーン・オマリーによって作成された最初の国旗は、ルシエン・ラムロー下院副議長に与えられた。彼は議会での国旗採択を巡る長い論争において、重要な役割を演じたからである。
 ラムローは1974年に政界を引退し、駐ベルギー大使に任命された。晩年病の床に伏した彼は、最初の国旗を自分の葬儀のとき棺にかけ、その後カナダに返還するようジャック・スティブンソンに遺言した。だが葬儀の混乱の中で、関係者は国旗のありかを見失ってしまった。
 しかしスティブンソンは、約束を忘れてはいなかった。2005年の国旗40周年をめぐる報道を聞いた彼は、未亡人エリザベス・ラムローさんと連絡をとり、ついに彼女の家で最初の国旗を発見した。6月29日、国旗は在ベルギー・カナダ大使館に返還され、急遽カナダに送られ、7月1日のカナダ・デーにマーチン首相に届けられた。報道陣に国旗を提示した首相は「何と素晴らしいバースデー・プレゼントだろうか」と語った。
 最初の国旗は、カナダ人が見慣れているものよりかすかにオレンジ色に近かった。
 「自然の光の下で見ると、赤は実際よりオレンジ色に近く見えるのです。それでダーク・レッドが好まれたのでしょう」と国会博物館長デビッド・モナハンはコメントした。


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