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ケベック党党首にペラドー、独立路線に回帰 [ケベック]

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 5月15日に実施されたケベック党党首選で、ピエール・カール・ペラドー州議が当選した。彼は第一回の投票で57.6%の票を獲得し、アレクサンドル・クルティエ元政府間関係大臣(29.2%)とマルティーヌ・ウェレ元天然資源大臣(13.2%)を破って当選を決めた。
 当選したペラドー新党首は、こう演説した。
「私は、強く明確な委任を与えられた。ケベックを国にすると。」
 2014年の総選挙で敗北した原因のいくつかは、彼の失言にあった。ケベック党は労組との関係が深いが、ペラドー候補はケベコー財閥の総帥で、労組を弾圧してきたから、彼のリーダーシップに疑問を呈する声は根強い。だが、それでも彼はケベック独立を明確に打ち立てたから、独立派の重鎮たちも反対はできなかったようだ。
 3人の候補は、独立を問う住民投票について異なる主張をした。ペラドー候補は、2018年までに実施される次の総選挙までは住民投票を行わないとした。クルティエ候補は、住民投票を実施するには100万人以上の署名が必要だと訴えた。ウェレ候補は、ケベック党が政権に就いた後、住民投票を公約に掲げ再選される必要があると主張した。
 ペラドー氏の当選について、自由党のジャン=マルク・フルニエ院内総務は「ケベック党をケベコー党に変えたいのなら、それは彼ら次第だ」と語った。


写真:左からマルティーヌ・ウェレ候補、ピエール・カール・ペラドー候補、アレクサンドル・クルティエ候補。
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