SSブログ

史上最長、ミリケン下院議長が引退 [自由党]

 次の下院選に出馬しないことを公表しているピーター・ミリケン下院議長は、下院の解散により失職し、政界を引退した。下院議長を10年、正確には3707日務めたのは史上最長である。
 ミリケン議長は1988年、自由党から下院議員に初当選し、2001年から下院議長を務めた。彼は4度議長に選出され、2006年には保守党への政権交代があったが、野党から議長に選出される2人目の例となった。
 下院の歴史において賛否同数は過去10回あったが、そのうち5回はミリケン議長の時代であった。2005年にマーチン内閣が上程した予算案は賛否同数となったが、ミリケン議長の賛成で可決され、内閣不信任は際どく回避された。

 ミリケン議長はその任期中に、議会特権に関する重大な3つの判断を下した。政府が昨年、アフガニスタン抑留者に関する文書の公開を拒否したのは、議会の特権を破ったと認定した。
 ミリケン議長はまた、オダ国際協力大臣が政府文書の偽造に関し、議員を誤解させる答弁をしたことは議員特権への違反だと判断した。
 さらに3月には、ステルス戦闘機購入計画と法人税減税の詳細について説明することを政府が拒否したことについて、議会侮辱と認定した。この判断は、内閣不信任の理由となった。
 ミリケン議長の10年間の最後の仕事は、ハーパー内閣不信任案が可決されたと宣言することであった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0