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緑の党、党首選を延期 [緑の党]

 緑の党は8月10日、党首選を次の総選挙後まで延期する動議を採択した。
 緑の党はトロントで、8月20日から22日まで党大会を開催する。党則は、党首選を4年ごとに実施するものと定めているので、これによるとエリザベス・メイ党首の任期は8月31日までとなる。
 ところが、この秋に解散・総選挙が行われるという噂が、保守党関係者が否定しているにもかかわらず、日増しに強まっている。党の最中に総選挙が行われることがないよう、これを延期する動議が提出され、74%の支持で採択された。
 8月に実施されるはずだった党首選には、退役軍人のシルビー・ルミュー大佐が出馬を表明していた。そのほか、エイドリアン・カー副党首、オンタリオ緑の党のフランク・ド=ジョン前党首、メディア・パーソナリティのラルフ・ベンマーギ氏らが出馬すると噂されていた。
 なおメイ党首は、次の総選挙ではブリティッシュコロンビア州のサーニッチ=ガルフ諸島選挙区から立候補する予定である。バンクーバー島とガルフ諸島は、党の支持が最も高い地域の一つである。
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緑の党副党首に元Habsのララク [緑の党]

394b59b047d8a1f8280fa73e35fe.jpg カナダ緑の党は7月31日、元モントリオール・カナディアンズのジョルジュ・ララク選手を副党首に指名したと発表した。党則では副党首は2名置くことができるので、彼はエイドリアン・カーとともに副党首を務める。6月にケベック連合に加わったジャック・リバール副党首は、解任される見込みである。
 ララクは、ハイチ系カナダ人としてモントリオールに生まれ、アイスホッケー選手を13年務めて、今年引退した。食肉業界における動物虐待に抗議して、2009年に菜食主義者になることを宣言し、動物愛護運動で知られていた。緑の党には今年2月に入党していたが、彼の副党首就任は、ケベックでの党の人気を押し上げることが期待されている。
 エリザベス・メイ党首はCTVの番組で、こう述べた。
「人々は、ホッケー選手としての彼を知っています。そしてふだん緑の党に投票しようと思わない人々も、彼の言うことなら耳を傾けるかも知れません。」
 だがララク自身は、次の総選挙に立候補するつもりはないという。
「彼がより自由な立場で、国中の選挙区を回って我が党の候補者を応援してくれるなら、それが本当のプラスになるのです」とメイ党首は語った。
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緑の党、若年層で強い支持 [緑の党]

 EKOSリサーチ社のフランク・グレイブスが5759人から取ったサンプルによると、18歳から25歳までの若年層では緑の党が二大政党に匹敵する高い支持を受けていることが判明した。
 この世代での支持率は自由党24.7%、緑の党23.4%、保守党21.0%、新民主党18.8%となった。
 しかし全有権者では保守党36.9%、自由党27.1%、新民主党15.3%、緑の党11.4%となった。
 45歳以上の世代は圧倒的に保守党を支持しており、その支持率は保守党50%、自由党30%、新民主党12%、緑の党5%だった。
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「マリファナ吸ったことなくて、どうもすいません」 [緑の党]

 私のブログ「日本deカナダ史」は毎日40件程度のアクセスがあるが、昨日アクセスが100件もあったので、何が原因だろうと思いアクセス解析してみたところ、以下のサイトが原因と判明した。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-AFP019358.html?fr=rk

 緑の党のエリザベス・メイ党首は9月17日、ハリファックスでマニフェストを発表した。
 マリファナ解禁について質問されたメイ党首は、マリファナを禁止する既存の法律は、広大な組織犯罪グループを助長しながら「善良で遵法精神を持つカナダ人」を罪に定めていると断じた。そして警察は「本当の犯罪」に集中するべきであり、国民に合法的に自分たちの分のマリファナを栽培させれば、地下犯罪組織を枯らすことは可能であり、認可を受けた販売者を通じて成人に対するマリファナの売買を許可し、たばこと同率の税金を掛けることで年間10億ドルの税収が得られると主張した。
 それからメイ党首は、緑の党が一般に抱かれているピッピー・イメージを意識したのか「私はマリファナの愛好家ではありません。マリファナを吸ったことは一度もなくて、どうもすいません」と「謝罪」した。
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緑の党初の国会議員誕生 [緑の党]

2083438 8月30日、緑の党のエリザベス・メイ党首はオタワで記者会見を行い、ブレア・ウィルソン議員が同党初の下院議員となったことを発表した。
 メイ党首はマスコミの注視する中、ウィルソン議員のスーツに緑の党の党章をつけて誇らしげに語った。
「今日は歴史的な日です。ここにいるのは緑の党の党章をつけた最初の下院議員です。そして、これは最後ではありません」。

 ウィルソンは、ブリテュッシュコロンビア州のウェストバンクーバー-サンシャイン・コースト-シー・トゥ・スカイカントリー選挙区で自由党候補として当選した。ところがプロビンス紙は2007年10月、2006年総選挙におけるウィルソン議員の当選は不正な資金によるものだという、彼の義父ビル・ローヒード氏の告発を掲載した。これによるとウィルソンは、自らが経営するマホーニー&ウィルソンズ・ステーキハウスについて、銀行から210万ドルを借り入れて経営を赤字に見せかけ、開業したレストランの数を偽り、給与支払いを拒否して裁判所に何度か出頭を命じられ、取引先への支払いを怠り2度告訴され、未払いのGST支払いを裁判所に命じられたという。ウィルソンは自由党を離党し、無所属議員となった。今年7月には選挙管理委員会の調査により不正はなかったと認められ、自由党に復党を願い出たが拒否されていた。

 メイ党首は、緑の党に議会での発言権を与えることになるので、彼の移籍を歓迎すると語った。緑の党は2006年総選挙で4.5%の得票率をあげ、公的な政党助成金受給の資格を満たしている。メイ党首は取材陣に強く訴えた。
「我々は定められた全ての基準を満たしました。緑の党はいまや下院議員を得たのです。次回総選挙において、我が党をテレビ党首討論から締め出すことは不可能です」。
「ケベック連合はケベックにしか候補者を立てていないのに、デュセップ党首が党首討論に出演できて、どうして私はダメなのでしょうか?」
とフランス語で語り、続けて
「我が党は、もはや泡沫政党ではありません。我が党の政策は、いまや国家の主流なのです」
と語った。

 解散・総選挙への圧力が日増しに強くなる中、新民主党のレイトン党首はこの日ハーパー首相と会談したが、その席で秋に再開される連邦議会において、環境・ヘルスケア・食品の安全・経済の4つの優先問題について同意を求めたと語った。
 今回の移籍は、政党助成金受給資格を持った緑の党と、選挙を目前にして行く当てのなくなったウィルソン議員の妥協の産物と冷ややかに見る向きが多い。ウェストバンクーバー-サンシャイン・コースト-シー・トゥ・スカイカントリー選挙区は自由党と保守党が毎回激戦を繰り広げており、緑の党初の下院議員も短命に終わるものと見られている。


写真:記者会見に臨むブレア・ウィルソン議員(手前)とエリザベス・メイ党首(奥)。
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エリザベス・メイ、緑の党党首選出馬 [緑の党]

 環境運動家として知られるエリザベス・メイ氏は5月9日、緑の党党首選への出馬を表明した。
 環境保護団体カナダ・シエラクラブの創設者にして初代専務理事であり、弁護士として活躍するメイ氏は、保守党のマルローニ政権では環境問題の諮問役を務めたこともある。2001年に話題となったノバスコシア州ケープ・ブレトン島のシドニー・タール・ポンド事件では、周辺の住民を支持し、国会議事堂前で17日間のハンガーストライキを行ったこともある。彼女はカナダの既成政党に幻滅しており、緑の党は斬新なアイデアを提供することが可能だと語った。
 党首選は8月26日、オタワで行われる。メイ氏以外に立候補を表明しているのは、前回総選挙で10%の票を獲得したオタワのデビッド・チェルナシェンコ氏のみ。
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