次期首相、短命か [自由党]
自由党党首選は、3月9日に行われる。候補の一人が過半数に達するまで何度も投票が行われるため、決定は夜になることがある。慣例で党首は即日交代するが、次期首相の指名は、トルドー首相がいつ辞表を提出するかわからないので、数日後になるだろう。
次期首相が仮に、19日に就任するとする。連邦議会は24日に召集されるが、早ければその日のうちに内閣不信任もありえる。その場合は解散・総選挙になるが、選挙期間は37日以上51日以下と規定されており、投票日は月曜日になることが多いことから、最も近い月曜日は5月5日である。
自由党の現職首相が負けた場合、過去30年間の例では、次の首相は総選挙の10~16日後に就任したので、5月15日に政権交代した場合、任期は58日となり、68日で史上最短のチャールズ・タッパー首相の記録を更新する。
総選挙は最も遅い場合で10月20日だが、それでも負けた場合はタッパー、ジョン・ターナー(79日)、キム・キャンベル(132日)に次ぐ短命政権となる。3人はいずれも、人気のない与党で首相が辞任し、次の総選挙で敗れ短命政権となった。
カナダ最長の政権はウィリアム・ライオン・マッケンジー・キング首相(自由党、50ドル札の肖像)で、1921年から1948年まで3度、計21年5か月務めた。これは大英帝国の歴史上、ロバート・ウォルポールの21年10か月に次いで長い。
2番目に長い政権はジョン・マクドナルド首相(保守党、旧10ドル札の肖像)で、1867年から1891年まで2度、計19年務めた。
3番目に長い政権はピエール・トルドー首相(自由党)で、1968年から1984年まで2度、計15年5か月務めた。
首相は、連邦議会議員でなければならないわけではないが、議員でないと議場に入れないため、議員でない者が首相になった場合は、若手議員が辞職して補選に出馬することになる。だが次期首相は、24日の議会召集より早く解散することがありえる。
ターナー首相は就任時に議席がなく、就任9日後に解散し、総選挙で議席を得たが敗北し、首相を辞任した。ジョン・アボット首相とマッケンジー・ボーウェル首相は、上院議員だった。タッパー首相は、就任の前日にボーウェル前首相が下院を解散したので、連邦議会を召集しなかった。
次期首相が仮に、19日に就任するとする。連邦議会は24日に召集されるが、早ければその日のうちに内閣不信任もありえる。その場合は解散・総選挙になるが、選挙期間は37日以上51日以下と規定されており、投票日は月曜日になることが多いことから、最も近い月曜日は5月5日である。
自由党の現職首相が負けた場合、過去30年間の例では、次の首相は総選挙の10~16日後に就任したので、5月15日に政権交代した場合、任期は58日となり、68日で史上最短のチャールズ・タッパー首相の記録を更新する。
総選挙は最も遅い場合で10月20日だが、それでも負けた場合はタッパー、ジョン・ターナー(79日)、キム・キャンベル(132日)に次ぐ短命政権となる。3人はいずれも、人気のない与党で首相が辞任し、次の総選挙で敗れ短命政権となった。
カナダ最長の政権はウィリアム・ライオン・マッケンジー・キング首相(自由党、50ドル札の肖像)で、1921年から1948年まで3度、計21年5か月務めた。これは大英帝国の歴史上、ロバート・ウォルポールの21年10か月に次いで長い。
2番目に長い政権はジョン・マクドナルド首相(保守党、旧10ドル札の肖像)で、1867年から1891年まで2度、計19年務めた。
3番目に長い政権はピエール・トルドー首相(自由党)で、1968年から1984年まで2度、計15年5か月務めた。
首相は、連邦議会議員でなければならないわけではないが、議員でないと議場に入れないため、議員でない者が首相になった場合は、若手議員が辞職して補選に出馬することになる。だが次期首相は、24日の議会召集より早く解散することがありえる。
ターナー首相は就任時に議席がなく、就任9日後に解散し、総選挙で議席を得たが敗北し、首相を辞任した。ジョン・アボット首相とマッケンジー・ボーウェル首相は、上院議員だった。タッパー首相は、就任の前日にボーウェル前首相が下院を解散したので、連邦議会を召集しなかった。