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ケニー首相、辞意を表明 [アルバータ]

 アルバータ州の与党連合保守党は、ジェイソン・ケニー党首(州首相)の信任投票を5月11日までに郵便で実施した。その集計結果が18日に発表され、信任51.4%・不信任48.6%で信任した。だがケニー党首は同日、信任が少なすぎるとして辞意を表明した。
「51%の信任票は党則上は過半数に達しているが、党首を続けるには明らかに十分な支持ではない。」
 実はケニー党首は事前に「50%プラス1票に従う」と述べ、過半数なら留任する意向を示していた。ケニー党首を批判し続けていた党役員のロブ・スミス氏は、ケニー党首の辞任に驚いたものの、彼の決断は当然であり、歓迎すると語った。
「今日は、アルバータのための素晴らしい夜だ。」
「もしも党員が48.6%あるいは50%近くも反対するなら、それは党を率いるに十分ではない。」
 ワイルドローズ党党首だったブライアン・ジーン州議は、ケニー党首が辞意表明する前から党首選出馬を公言していたが、改めて出馬する意向を強調した。
「連合保守党員は、分断的で独裁的なリーダーシップを拒否することを明らかにした。」
「彼らは、耳を傾け、相談し、効果的な保守政治を思慮深く実行する連合保守党を望む。」

 だがケニー党首は19日、次の党首が選出されるまで党首と首相に留まる意向を表明した。党内からは、一刻も早く暫定党首を指名し、ケニー党首に辞職してもらわなければならないという声が挙がっている。ジーン州議は、即時の辞任を求めた。
「ジェイソン・ケニーが去るまで、治療プロセスは始めることができない。」
 以前からケニー党首に辞任を要求していたピーター・ガスリー州議も、次のように述べた。
「我々はアルバータ州民と信頼を建て直す必要がある。そして、今日はその第一歩になる。」

 閣僚からはトラビス・テーブス財務大臣、ダグ・シュバイツァー雇用・経済・イノベーション大臣、ソーニャ・サベージ エネルギー大臣、ジェイソン・ニクソン環境・公園大臣、ラジャン・ソーニー運輸大臣らが党首選出馬を噂されている。ケニー党首も党則上、出馬できる。
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