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ポール党首、不信任を免れる [緑の党]

 カナダ緑の党は6月15日、緊急理事会を招集した。反主流派はこの席で、アナミー・ポール党首への不信任動議を提出すると見られていたが、提出されず、ポール党首は当面留任することになった。
 だが反主流派は「ポール党首は公的にザッツマン氏を非難すること」「ポール党首は党議員たちを『明確に支援』すること」「これに応じなければ、7月20日に不信任投票する」という動議を提出し、採択された。
 これを受けて、ノア・ザッツマン元相談役は翌日、ジェニカ・アトウィン議員に謝罪した。
「カナダ社会に反ユダヤ主義の居場所はないと知らしめたことで、ジェニカ・アトウィン議員は賞賛されるだろう。5月11日の問題発言について、謝罪する。」(筆者注※アトウィン議員がイスラエルを非難し、非難しなかったユダヤ系のポール党首を批判したことを、彼は反ユダヤ主義と批判した)
 ポール党首は、動議の要請に応じるかどうかについて回答せず、今回の動きを「人種差別・性差別」と批判した。またアトウィン議員を引き抜いた自由党のトルドー首相を「あなたは盟友ではない」「あなたはフェミニストではない」と非難した。
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