イーロン・マスクのカナダ市民権剥奪を請願 [アメリカ]
人類史上最高の富豪にしてアメリカ政府効率化省トップのイーロン・マスク氏から、カナダ市民権を剥奪するよう請願する嘆願書は、カナダ政治史において最も人気のあるものの一つになっている。
この運動は、作家クオリア・リード氏が2月20日にインターネットで始めたもので、新民主党のチャーリー・アンガス議員が後援している。嘆願書でアンガス議員は、こう述べている。
「イーロン・マスクは、カナダの国益に反する活動に従事した。彼は我々の選挙に影響を及ぼすため、その富と権力を使った。彼は今、カナダの主権を消そうとする外国の政府のメンバーとなった。」
嘆願書はすでに、26万3000人以上の署名を集めている。だが問題は、カナダ市民権の剥奪は極めて稀なことで、市民権獲得が虚偽または詐欺に基づくものでない限りありえないことだ。
アンガス議員はまた、犯罪容疑のあるトランプ大統領のカナダ入国を拒否する嘆願書も後援していて、署名を2万3000人以上集めている。なお下院のe嘆願書の最多記録は、保守党のミシェル・フェレリ議員によって2024年1月に提出された、内閣不信任投票を要請した38万7487人である。
マスク氏は24日、X(彼が経営するSNS)に「カナダは本当の国ではない」と投稿したが、後に削除した。
マスク氏は1971年、南アフリカ人の父エロール・マスクとカナダ人の母メイの間に、南アフリカのプレトリアで生まれた。メイはサスカチュワン州レジャイナ生まれで、その親族の多くはカナダ中西部にいる。マスク氏は生まれながらにしてカナダ市民権を保有していた。
彼は17歳のときバックパック一つでカナダに移住し、親族が経営する農場や製材所で働き、クイーンズ大学を卒業した。最初の妻ジャスティン・ウィルソンは、カナダ人の作家である。
彼は2023年4月、カナダの宇宙飛行士ジェレミー・ハンセン氏の写真を貼り「私はハーフ・カナダ人であることを誇りに思う!」と投稿した。2023年7月には“I Love Canada”と書かれたTシャツを着た画像を投稿している。
ところが2024年になると、政治的な投稿が増加する。1月には“I do love Canada”と投稿したが、その後クリスティア・フリーランド副首相について「彼らは次の選挙以降は成功しない」と投稿した。
彼はトランプ大統領候補の支援を公言し、約2億8800万ドルを献金した。当選したトランプ大統領は、マスク氏を政府効率化省のトップに据えた。
トランプ次期大統領が、カナダをアメリカの51番目の州にすると言ったとき、トルドー首相は「カナダがアメリカの一部になる雪玉の可能性は、絶望的(snowball's chance in hell)にない」と答えたが、マスク氏は「お嬢ちゃん、あなたはもうカナダ州の知事ではない、だから何を言おうが問題ではない」と投稿した。
この運動は、作家クオリア・リード氏が2月20日にインターネットで始めたもので、新民主党のチャーリー・アンガス議員が後援している。嘆願書でアンガス議員は、こう述べている。
「イーロン・マスクは、カナダの国益に反する活動に従事した。彼は我々の選挙に影響を及ぼすため、その富と権力を使った。彼は今、カナダの主権を消そうとする外国の政府のメンバーとなった。」
嘆願書はすでに、26万3000人以上の署名を集めている。だが問題は、カナダ市民権の剥奪は極めて稀なことで、市民権獲得が虚偽または詐欺に基づくものでない限りありえないことだ。
アンガス議員はまた、犯罪容疑のあるトランプ大統領のカナダ入国を拒否する嘆願書も後援していて、署名を2万3000人以上集めている。なお下院のe嘆願書の最多記録は、保守党のミシェル・フェレリ議員によって2024年1月に提出された、内閣不信任投票を要請した38万7487人である。
マスク氏は24日、X(彼が経営するSNS)に「カナダは本当の国ではない」と投稿したが、後に削除した。
マスク氏は1971年、南アフリカ人の父エロール・マスクとカナダ人の母メイの間に、南アフリカのプレトリアで生まれた。メイはサスカチュワン州レジャイナ生まれで、その親族の多くはカナダ中西部にいる。マスク氏は生まれながらにしてカナダ市民権を保有していた。
彼は17歳のときバックパック一つでカナダに移住し、親族が経営する農場や製材所で働き、クイーンズ大学を卒業した。最初の妻ジャスティン・ウィルソンは、カナダ人の作家である。
彼は2023年4月、カナダの宇宙飛行士ジェレミー・ハンセン氏の写真を貼り「私はハーフ・カナダ人であることを誇りに思う!」と投稿した。2023年7月には“I Love Canada”と書かれたTシャツを着た画像を投稿している。
ところが2024年になると、政治的な投稿が増加する。1月には“I do love Canada”と投稿したが、その後クリスティア・フリーランド副首相について「彼らは次の選挙以降は成功しない」と投稿した。
彼はトランプ大統領候補の支援を公言し、約2億8800万ドルを献金した。当選したトランプ大統領は、マスク氏を政府効率化省のトップに据えた。
トランプ次期大統領が、カナダをアメリカの51番目の州にすると言ったとき、トルドー首相は「カナダがアメリカの一部になる雪玉の可能性は、絶望的(snowball's chance in hell)にない」と答えたが、マスク氏は「お嬢ちゃん、あなたはもうカナダ州の知事ではない、だから何を言おうが問題ではない」と投稿した。
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