サント=マリー氏の勲章を剥奪 [犯罪・事件]
連邦政府は2月7日、バフィー・サント=マリー氏に与えたオーダー・オブ・カナダ勲章を剥奪したと発表した。彼女はインディアンのシンガーソングライターとされていたが、白人だったことが2024年に判明し、サイモン総督は1月3日に勲章を剥奪していた。
彼女は1941年サスカチュワン州パイアポット75居留地で、クリー族の両親から生まれ、家族から引き離され白人に育てられたと主張していた。
1960年代からトロントの喫茶店で歌い始め、曲を書いた。ベトナム反戦ソングで注目され、インディアンの土地だったが流刑地にされたアルカトラズ島占拠にも加担している。
1964年、クリー族酋長エミル・パイアポット氏の養子となる。
1975年から、セサミ・ストリートにインディアンとして出演した。夫ジャック・ニッチェとの共作である、映画「愛と青春の旅だち」の主題歌“Up Where We Belong”は、1983年のアカデミー歌曲賞を受賞した。
2019年、オーダー・オブ・カナダ勲章を授与された。なお彼女はアメリカ国籍で、カナダ市民権はない。
2023年、彼女の出生に関する疑惑が浮上し、テレビで放送された。番組は彼女が、イタリア人の父アルバート・サンタマリアとイギリス人の母ウィニフレッドの間に、マサチューセッツ州ストーンハムの病院で「ビバリー・ジーン・サンタマリア」として生まれ、第二次大戦中の反イタリア感情のため「サント=マリー」に改姓した事実を暴露した。彼女は番組を「間違いだらけ」と批判した。兄弟が彼女の出自について語ったことに対し、彼女は「これ以上出自について話すなら、子供のころの性的虐待について暴露する」という警告の手紙を、弁護士の手紙とともに送りつけた。

●勲章を剥奪された人々
オーダー・オブ・カナダ勲章の剥奪は9人目で、ふさわしくないという訴えは、カナダ国民なら誰でもできる。
アラン・イーグルソンは弁護士で、1989年に授与され、1998年に剥奪された。
NHL選手会長を務めたが、詐欺・横領・恐喝・司法妨害などで有罪となった。
デビッド・アヘナキューは先住民団体代表で、1978年に授与され、2005年に剥奪された。
彼は新聞社のインタビューで、ヒトラーを賛美しホロコーストを正当化したため、ヘイトスピーチで起訴され一審で有罪となり、勲章を剥奪された。二審では無罪となったが、上告され、結審する前に死亡したため裁判は中止された。
(https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1611536&page=1&id=20539839 参照)
タピシャール・シェア・シンは弁護士で、2002年に授与され、2008年に剥奪された。
依頼人の信託金2000ドルを横領し、弁護士資格を停止されたが、その後も活動を続けたため弁護士資格を剥奪された。
スティーブ・フォンヨーは、義足を着けたチャリティ・マラソンで話題になった。1985年に授与され、2009年に剥奪された。
暴行・詐欺・窃盗・飲酒運転・無免許運転で有罪となった。
(https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1611536&page=1&id=50129486 参照)
ガース・ドラビンスキーは演劇プロデューサーで、1995年に授与され、2012年に剥奪された。
会社の決算を粉飾し、詐欺と偽造で有罪となった。
コンラッド・ブラックは「メディア王」と呼ばれた実業家で、1990年に授与され、2014年に剥奪された。
詐欺で有罪となった。
ランジット・チャンドラは科学者で、1989年に授与され、2015年に剥奪された。
メモリアル大学教授として乳児アレルギーを研究し「栄養免疫学の父」を称したが、研究不正を指摘され、論文を撤回した。CBCが彼の研究を告発する番組を放送すると、名誉棄損で提訴したが敗訴した。
ジョニー・イサルックはイヌイットのスポーツ選手・俳優で、2019年に授与され、2022年に剥奪された。
イヌイットの映画監督アリシア・アーナカック=バリル氏にセクハラしたと暴露され謝罪したが、その後も多数の女性からセクハラ被害を報告された。
写真:バフィー・サント=マリー。中央が現在、両脇は若い頃。
彼女は1941年サスカチュワン州パイアポット75居留地で、クリー族の両親から生まれ、家族から引き離され白人に育てられたと主張していた。
1960年代からトロントの喫茶店で歌い始め、曲を書いた。ベトナム反戦ソングで注目され、インディアンの土地だったが流刑地にされたアルカトラズ島占拠にも加担している。
1964年、クリー族酋長エミル・パイアポット氏の養子となる。
1975年から、セサミ・ストリートにインディアンとして出演した。夫ジャック・ニッチェとの共作である、映画「愛と青春の旅だち」の主題歌“Up Where We Belong”は、1983年のアカデミー歌曲賞を受賞した。
2019年、オーダー・オブ・カナダ勲章を授与された。なお彼女はアメリカ国籍で、カナダ市民権はない。
2023年、彼女の出生に関する疑惑が浮上し、テレビで放送された。番組は彼女が、イタリア人の父アルバート・サンタマリアとイギリス人の母ウィニフレッドの間に、マサチューセッツ州ストーンハムの病院で「ビバリー・ジーン・サンタマリア」として生まれ、第二次大戦中の反イタリア感情のため「サント=マリー」に改姓した事実を暴露した。彼女は番組を「間違いだらけ」と批判した。兄弟が彼女の出自について語ったことに対し、彼女は「これ以上出自について話すなら、子供のころの性的虐待について暴露する」という警告の手紙を、弁護士の手紙とともに送りつけた。

●勲章を剥奪された人々
オーダー・オブ・カナダ勲章の剥奪は9人目で、ふさわしくないという訴えは、カナダ国民なら誰でもできる。
アラン・イーグルソンは弁護士で、1989年に授与され、1998年に剥奪された。
NHL選手会長を務めたが、詐欺・横領・恐喝・司法妨害などで有罪となった。
デビッド・アヘナキューは先住民団体代表で、1978年に授与され、2005年に剥奪された。
彼は新聞社のインタビューで、ヒトラーを賛美しホロコーストを正当化したため、ヘイトスピーチで起訴され一審で有罪となり、勲章を剥奪された。二審では無罪となったが、上告され、結審する前に死亡したため裁判は中止された。
(https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1611536&page=1&id=20539839 参照)
タピシャール・シェア・シンは弁護士で、2002年に授与され、2008年に剥奪された。
依頼人の信託金2000ドルを横領し、弁護士資格を停止されたが、その後も活動を続けたため弁護士資格を剥奪された。
スティーブ・フォンヨーは、義足を着けたチャリティ・マラソンで話題になった。1985年に授与され、2009年に剥奪された。
暴行・詐欺・窃盗・飲酒運転・無免許運転で有罪となった。
(https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1611536&page=1&id=50129486 参照)
ガース・ドラビンスキーは演劇プロデューサーで、1995年に授与され、2012年に剥奪された。
会社の決算を粉飾し、詐欺と偽造で有罪となった。
コンラッド・ブラックは「メディア王」と呼ばれた実業家で、1990年に授与され、2014年に剥奪された。
詐欺で有罪となった。
ランジット・チャンドラは科学者で、1989年に授与され、2015年に剥奪された。
メモリアル大学教授として乳児アレルギーを研究し「栄養免疫学の父」を称したが、研究不正を指摘され、論文を撤回した。CBCが彼の研究を告発する番組を放送すると、名誉棄損で提訴したが敗訴した。
ジョニー・イサルックはイヌイットのスポーツ選手・俳優で、2019年に授与され、2022年に剥奪された。
イヌイットの映画監督アリシア・アーナカック=バリル氏にセクハラしたと暴露され謝罪したが、その後も多数の女性からセクハラ被害を報告された。
写真:バフィー・サント=マリー。中央が現在、両脇は若い頃。
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