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保守党党首選、9月10日に [保守党]

 保守党は3月2日、党首選を9月10日に実施すると発表した。立候補者は、4月19日までに届け出なければならない。
 出馬を表明しているのはピエール・ポワリエーブル議員のみで、すでに議員たちの大半の支持を取りつけたとされているが、党内左派を中心にケベック州元首相のジャン・シャレー氏を推す声が上がっている。シャレー氏は、2020年党首選では出馬に乗り気だったが、選挙期間が短すぎたため断念した。今回も出馬を見込んで各方面と会談を重ね、選挙期間がどれくらいになるか見守っていたようだ。
 シャノン・スタッブズ議員は、シャレー氏が連邦自由党と歩調を合わせ、炭素税や長銃登録制を支持したことを批判した。
「私は、草の根の保守党員とともにいる。我々のリーダーは我々の価値を共有し、我々のポリシーを尊重しなければならない。私は炭素税と長銃登録制と増税に反対する。」
 ケベック連合のブランシェ党首は、ケベック州首相時代に汚職で捜査の対象となったシャレー氏が立候補すれば、ケベック州民が「後ろから襲いかかる」と警告した。
「うまいホッケー選手は、誰かが別の選手に後ろから襲いかかっている間にパックを運ぶ。」
 ケベック党前党首で政治評論家のジャン=フランソワ・リゼー氏は、保守党はイデオロギー的に分裂しており、一つはポワリエーブル氏のような右派で、もう一つはシャレー氏のような左派だと指摘した。彼は、ポワリエーブル氏とトランプ前大統領がフリーダム・コンボイを支持した点に注目した。
「党内には、親トランプ派と反トランプ派がある。」
「党首選は、保守党の精神を争うものになるだろう。」
 彼は「投票日が今日なら、ポワリエーブルが勝つだろう」と述べ、左派が勝つには、できるだけ長い選挙期間においてできるだけ多くの党員を獲得する必要があると語った。

 そのほか、2020年党首選で本命視されながら落選したピーター・マッケイ元法務大臣は、再出馬を検討しているという。
 2017年党首選で5位に敗れたマイケル・チョン議員は、出馬の可能性を除外してはいないが、保守党の外交問題担当として第一に重要なのはウクライナ紛争への対応であり、そして「第2に重要なのは、私が党と国家を助けるために何ができるかを今後考えることだ」と語った。
 2020年党首選で3位に敗れたレスリン・ルイス議員は「党首選に向けてチームを結成している」と語った。
 ブランプトン市長でオンタリオ進歩保守党元党首のパトリック・ブラウン氏も立候補に前向きで、「我々はより長い選挙期間を望んでいて、近いうちに決定する」と語った。
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