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下院を解散、9月20日総選挙へ [2021年下院選]

 トルドー首相は8月15日、総督公邸リドー・ホールを訪問し、下院の解散を上奏した。メアリ・サイモン総督はこれに同意し、9月20日の総選挙を公示した。第43回連邦議会は、ここに閉会する。転向療法(Conversion therapy:同性愛を病気とみなし転向を促す「治療」で、科学的根拠はないとされる)法案など、審議未了の法案は廃案となる。
 解散時勢力は自由党155、保守党119、ケベック連合32、新民主党24、緑の党2、無所属5、欠員1(定数338議席)。

 テレビの党首討論は、フランス語で9月8日、英語で9日に設定された。招待されるのは、有力政党の原則として党首であり、その党は(1)前回総選挙で自党から当選した議員を一人以上有し、(2)前回総選挙で得票率4%以上で、(3)解散から5日以上あとの世論調査で支持率4%以上を示すこと、のうちの2つ以上を満たす必要がある。現時点で満たしているのは下院に議席を持つ5党で、人民党やマーベリック党は招待されない。
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図:保守党近代化に取り組むエリン・オトゥール党首に対し、あくまでも転向療法に固執する議員たち。
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