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ベヤック上院議員辞職 [先住民]

 リン・ベヤック上院議員(71歳)は1月25日、辞職した。彼女はすでに2度停職になっているが、上院で彼女を罷免する動議が提出されていた。上院議員は75歳定年のため、任期を3年残していた。
 規定により、連邦議会議員を6年以上務めた人は、議員年金を満額受け取ることができる。彼女の辞職は、罷免されることで年金を削減されることを阻止したものと思われる。
 彼女は2013年1月25日、ハーパー首相(当時)によって上院議員に指名された。ハーパー前首相は75歳定年制に異を唱え、8年任期制を提唱しており、指名にあたり8年務めると約束したと彼女は語った。

 彼女は同日発表した声明で、寄宿学校にまつわる発言に関し、言論の自由を尊重する国民に代わって攻撃されることを「光栄」だと述べた。
「彼ら(筆者注※彼女の批判者)は本心での議論を嫌い、権力と支配の計画に基づき、共謀メディアの力を借りて私の意見を攻撃した。」
「事実は、一人の上院議員が何百万ものカナダ人の意見を敢然と代弁したことで彼らを畏怖させたのであり、彼らの恐れは、憲法に反する動議と高くつく調査、言論の自由を抑えつけるためのあらゆる手段を用いて、オタワで私を絶えず非難したことから、明白である。」
 そして彼女は、全国の何千もの人々から受け取った手紙を、生涯の宝物にすると語った。

 ベヤック議員は2019年に停職処分となったとき、先住民との和解に関する教育プログラムの受講を義務付けられたが、完了できなかった。講師が植民地化・収奪・世代を超えた精神的外傷・貧困・人種差別について説明すると、ベヤック議員はこう言ったという。
「歴史は人種差別しない。それはあなたたちの民族が、あなたたち自身にしたことの結果だ。」
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