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保守党党首選、来年11月に [保守党]

 保守党は12月20日、2020年4月にトロントで開催する予定の党大会を延期し、11月中旬にケベックで開催すると発表した。党首選もこのとき実施され、それまではシーア党首が留任する。
 連立する習慣のないカナダでは、少数政権がしばしば成立したが、その多くは1年と続かなかった。三大野党が協力すればいつでもトルドー内閣を打倒できるのに、最大野党が暫定党首では、新政権を樹立できない。保守党内では、このままでは戦えない、4月より前に党首を選任すべきだという声も挙がった。だが党首選立候補には、7つ以上の州・30以上の選挙区から推薦人300人以上の署名が必要だという党則があり、短期間での党首選開催は難しかった。
 カナダ同盟と進歩保守党が合併して成立したカナダ保守党は、実際には雑多なグループの集合体だった。初代党首のハーパー(後の首相)は、選挙に勝つことだけを考え、党綱領は両党のものを足して2で割ったようなものにした。そして自分が党首の間は、同性婚廃止や中絶非合法化といった、党を分裂させそうな問題を封じ込めた。だが彼が引退すると、13人が党首選に出馬し、実は雑多なグループの寄せ集めであることが明確になった。
 全国評議会のゼハビ・ジノバーグ氏は、党首選について次のように述べた。
「我が党は、大きなテントだ。それは、社会保守主義から財政保守主義やレッド・トーリーまで、異なる保守のグループから成る。次の党首がそれらのグループを一つにすることができるなら、我々にはトルドー首相を破る大きな可能性がある。」
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