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ハーダー上院政府代表、辞意を表明 [自由党]

 ピーター・ハーダー上院政府代表は11月29日、今年中に職を辞すると発表した。
 ジャスティン・トルドー氏は自由党党首に就任すると、党派性のない上院を実現するため、2014年1月上院議員を自由党幹部会から離脱させ、無所属議員とした。ところがトルドー首相は、下院では過半数を握っていたため法案を通過させても、上院には自由党議員がいないため、しばしば法案が滞ることになった。そこで首相は、従来設置されてきた上院院内総務に替わるものとして、自由党系上院議員に政府への賛成投票を促す「上院政府代表」に、無所属議員のハーダー氏を任命した。だが「上院自由党」が改組改変され「進歩上院の会」となり、「自由党提出の法案を支持する義務はない」とする声明を発表したため、上院政府代表は意味を失っていた。また無所属議員でありながら自由党政権の役職に任じられたことは、保守党議員からしばしば批判された。

 ハーダー氏は記者会見で、次のように述べた。
「上院政府代表として議会で仕えたことを、光栄に思う。」
「これは、重要な変化と機関の現代化の区切りである。」
「私がこうするのは、不満からではない。」
「上院はこの4年間で、より党派性のない、より独立した評価を得たと考えている。」
「それは、より透明な説明できる機関であり、選挙された下院を補完する院としての役割を効果的に演じた機関である。」
「その証拠として、最後の議会において、上院は政府提出の88の法案を吟味し、そのうちの32において修正案を送付し、そのうちの29において政府は修正案の全部または一部を受け容れた。」

 上院政府副代表だったディアーヌ・ベルマール議員は、進歩上院の会が結成された14日に辞職し、無所属の会に入会している。グラント・ミッチェル上院政府副代表は、ハーダー代表とともに辞職する。彼は、上院改革の過渡期に働けたことは喜びだったと語った。
「我々が目の当たりにした改革は、必要であり、良いことであり、歴史的なことだった。」
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