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新民主党と緑の党、またも激しい舌戦 [緑の党]

 新民主党の機関紙「プレス・プログレス」は9月30日、同紙アンケートに応じた緑の党候補の半数以上にあたる35人が、妊娠中絶に関する議会での投票は自由で、各個人の信条に基づくものであるべきだと回答した事実に基づき、中絶禁止の法制化に緑の党は本気で反対していないとするレポートを発表した。
 緑の党のメイ党首はかつて、所属議員に院内での投票について強制することはできないと述べ「率直に言って、それはよいことだと思う」と発言した。緑の党から当選したのは長い間メイ党首一人だけで、他党を離党した議員が選挙前に緑の党の支援を受けるため入党することはあったが、それらの議員たちは再選されなかったから、これまで党議拘束は問題にされなかった。
 だが新民主党のシン党首は、その発言に噛みついた。
「それが彼女の発言である。彼女はその発言を、フォトショップで修整できない。それが、彼女が言った実際の発言である。」
 彼は、メイ党首が市場で使い捨てのコップを持っていた写真を、再利用できるコップに修整して発表した事実を皮肉った。
「緑の党は、フォトショップで修整するのが大好きだ。だが彼女らは、言ったことを修整することができない。そして本当のところ、真実は、女性の産まない権利について明確な立場を持たない緑の党の候補がいるということである。」
「新民主党については、何の疑問もない。全ての新民主党員は、女性の選択する権利を確信する。そしてもし我々がそうでないなら、もはや新民主党ではないだろう。」

 これを受けてメイ党首は2日、シン党首があたかも、緑の党は中絶する権利について確固たる信念がないとか、分離主義を容認しているとか、保守党政権を支える用意があるとかの誤ったレッテルを貼ろうとしていると述べ、「彼への忍耐を失いつつある」と非難した。
「新民主党はちょっとヤケになっているようですが、感心しません。」
 緑の党は新民主党に、記事の誤りを訂正し謝罪するよう要求したが、何が誤っているのかについては指定しなかった。またニュースメディア評議会にも苦情を申し入れると述べたが、プレス・プログレスはニュースメディア評議会に加盟していない。
 緑の党広報のジョン・チェネリー氏も、次のように述べた。
「これは、報道の誠意の欠如を示す悪意ある攻撃だ。」
「プレス・プログレスがジャーナリズムとしてではなく、政党のプロパガンダとしての働きを見せているのは、残念なことだ。新民主党がこのような嘘を広めていることに、幻滅している。」
 なお自由党のメラニー・ジョリー議員(観光・公用語・フランコフォニー担当大臣)も、同紙のレポートについてツイッターにコメントを書いているが、緑の党はなぜか新民主党だけを問題にしている。
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