SSブログ

サイ党、ベルニエ党首の選挙区に同姓同名候補を擁立 [2019年下院選]

 サイ党は9月10日、人民党のマクシム・ベルニエ党首のケベック州ボース選挙区に、同姓同名のマクシム・ベルニエ氏を立候補させると発表した。
 サイ党のセバスティエン・コリノー(CoRhino/サイの仲間)党首は、次のように述べた。
「多くの人がベルニエ党首に投票したいと言うが、同時にサイ党にも投票したいと言っている。私はそんな人々に、その両方をかなえるチャンスを提供したい。」
 「マクシム」はケベックではよくある名前で、「ベルニエ」姓も珍名ではなく、アイスホッケー選手にジョナサン・ベルニエやスティーブ・ベルニエがいる。コリノー党首は、フェイスブックでモントリオール在住のマキシム・ベルニエ氏を見つけ、出馬するよう説得したという。
 人民党のベルニエ党首は「有権者は、彼らがよく知っている方のマクシム・ベルニエに投票すると確信している」と述べた。彼はさらに、候補名は投票用紙にアルファベット順に掲載され、同姓同名の2人は党名がアルファベット順に掲載されるから、人民党(People’s Party of Canada)候補はサイ党(Rhinoceros Party)候補より上に掲載されるので心配していないと説明した。
5d780b043b00002b88d0c5f5.jpeg

 サイ党は1963年、選挙をジョークとして楽しむために結成された。1993年に選挙法が改正され、立候補に巨額の供託金が必要となったため解散。2006年、サイ党元メンバーのフランソワ・ヨグール(YoGourd)(本名はグール/Gourd、「ヨグール」はフランス語でヨーグルトの意)によって「ネオ・サイ党」が再興され、2010年ころ「サイ党」の旧名に復した。現在の党首はセバスティエン・コリノー(本名はコリボー/Corriveau)で、上院の民営化とティム・ホートンズの国営化や、女王をケベック州バッキンガムに常駐させるなどのマニフェストを掲げている。
 旧サイ党は1988年、自由党のジョン・ターナー党首(元首相)のバンクーバー・クォドラ選挙区に、同姓同名のジョン・ターナー氏を立候補させ、得票率1.4%で5位になっている。

【参照】 https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1611536&page=1&id=19476830 の15・16・17


写真:セバスティエン・コリノー党首(左)とマクシム・ベルニエ候補(右)。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました