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ケベック連合、ウェレ党首を不信任 [ケベック]

 ケベック連合は6月1日と2日、マルティーヌ・ウェレ党首の信任投票を行い、信任32%・不信任67%で不信任したと3日に発表した。投票率は59%で、1万4500人の党員が電話とインターネットで投票した。
 いっぽう、同時に行われた「ケベック連合は独立を第一にして中心たる綱領とすべきか」という方針の信任投票は、65%の支持を得た。
 党則では50%を超える信任があれば党首は留任できるが、一般に留任には80%以上の信任が必要と考えられている。ウェレ党首はこの日はコメントせず、4日に記者会見を行うが、そこで辞任するものと見られる。
 彼女は連邦議会に議席がなく、ケベック党を離党して現在は無所属のケベック州議を務めている。彼女の居場所は、もうこの党にはないだろう。彼女は就任後わずか1年3か月で、総選挙を一度も戦うことなく辞任し、おそらく離党するだろう。
 ウェレ党首のリーダーシップに異を唱え、7人もの議員が2月に離党し、新党「たちあがれケベック(Québec Debout)」を旗揚げした。わずか3人になった議員のうち、ウェレ党首を信任したのは2人で、元党首のマリオ・ボリュー議員は不信任した。青年部も支持を取り下げた。

 ウェレ党首側近のジルベール・パケット氏は、ウェレ党首の方針は信任されたにもかかわらず彼女自身が信任されなかったのは矛盾だと述べ、7人が離党する前は党支持率が30%あった事実を指摘し、その事件が投票に影響したと述べた。
 ウェレ党首を支持したマリレーヌ・ジル議員は、党首不信任は残念だが、独立路線が支持されたのは良かったと語った。
「それは綱領の第1条である。私がそう言うのはこれで4度目だ。人々が望むのは、独立の推進だということが明確になった。」
 ウェレ党首に辞任を要求してきたジル・デュセップ前党首は、10月に実施される州議会選挙の後、党首選を行うべきだと提案した。
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