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BC州議会選挙、再集計は2選挙区 [バンクーバーとBC]

 ブリティッシュコロンビア選挙管理委員会は5月13日、再集計を要請された5選挙区のうち、2つについては認め、3つについては却下したと発表した。
 再集計が認められたのは、バンクーバー=フォルスクリーク選挙区とコートニー=コモックス選挙区。再集計は、当選者と次点者の得票差が100票以内の場合と、得票数と集計結果に食い違いがある場合に認められる。ブリティッシュコロンビア選挙管理委員会は、今回要請された5選挙区の全てが、100票以内もしくは集計の食い違いという基準を満たしたわけではないと説明した。
 コートニー=コモックス選挙区では、新民主党のロンナ=レイ・レナード候補が10058票で当選と暫定的に発表されたが、わずか9票差で敗れた自由党のジム・ベニンガー候補による再集計要請が認められた。
 バンクーバー=フォルスクリーク選挙区では、自由党の現職サム・サリバン候補が9332票で当選と発表された。560票差の次点で敗れた新民主党のモーガン・オジャー候補は、再集計を要請したが却下された。ところが、6位となったBC市民ファースト党のフィリップ・ジェームズ・ライアン候補による再集計要請が認められた。不在者投票が、ある候補に403票入ったにもかかわらず、その封筒が399しかなかったというのが理由である。
 リッチモンド=クイーンズバラ選挙区では、自由党のジャス・ジョハル候補に263票差で敗れた新民主党のアマン・シン候補が再集計を要請したが、却下された。
 コキットラム=バークマウンテン選挙区では、自由党のジョーン・アイザックス候補に170票差で敗れた新民主党の現職ジョディ・ウィッケンズ候補が再集計を要請したが、却下された。
 メイプルリッジ=ミッション選挙区では、新民主党のボブ・ディース候補に120票差で敗れた自由党の現職マーク・ダルトン候補が再集計を要請したが、却下された。

 5月9日に発表された暫定集計結果は、自由党が過半数に1議席足りない43議席、新民主党が41議席となっているが、再集計の結果、両党が+1から-1議席まで変わる可能性がある。自由党は最大で44議席(過半数。このとき新民主党は40議席)、新民主党は最大で42議席(第1党。このとき自由党は42議席)となる可能性があり、3議席の緑の党が去就を鮮明にしていないことから、自由党が過半数に達しない場合、政権の行方はなおも不透明である。
 暫定集計結果は、17万6000票の不在者投票を加算していない。再集計は5月22日から24日の間に行われるが、候補者は最終的な集計が確定してから6日以内に、裁判所に再集計を求めることができる。
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