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アルバータ州議会選挙、世論調査で新民主党優位の怪 [アルバータ]

 世論調査機関は4月30日、次々とアルバータ州議会総選挙に関する調査結果を発表した。だがその結果は、与党進歩保守党の圧勝と言われていたにもかかわらず、どの機関も新民主党の優位を示した。
 CBCテレビが発表したリターン・オン・インサイト社による政党支持率調査は、新民主党38%、進歩保守党24%、ワイルドローズ党21%という結果になった。
 グローバル・ニュースが発表したイプソス・リード社による政党支持率調査は、新民主党37%、ワイルドローズ党26%、進歩保守党24%という結果になった。

 カルガリー・ヘラルド紙とエドモントン・ジャーナル紙が発表したレジェ・マーケティング社による「最善の首相」の世論調査は、新民主党のレイチェル・ノトリー党首28%、進歩保守党のジム・プレンティス党首24%という結果になった。だが4か月前には、プレンティス首相の支持率は50%あった。
 これはエドモントンとカルガリーの票が多く入ったために起きた現象であり、実際の選挙結果はこうはならないという冷静な意見もある。
 2012年総選挙では世論調査の結果がことごとく外れたのを、多くの人が覚えている。投票日直前まで与党進歩保守党の支持率は36%しかなく、ワイルドローズ党の支持率は43%もあり、各調査機関は政権交代を予言したが、実際の結果は与党過半数であった。
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コメント 2

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懐疑派

今年は同じ結果になるか(世論調査が外れるか)どうか見物ですね。貴殿の以前の記事とは正反対の趨勢ですね(苦笑)。まぁ私はカナダの選挙サイトに直接アクセスしていますから、そちらを楽しみにしていますよ。
by 懐疑派 (2015-05-01 20:45) 

高橋幸二

もしかして蛸壷さんですか?
世論調査自体は正しくて、対象者がアンケート時と別の党に投票しているという噂もありますね。また若年層にアンケートを取っても、投票日に投票しないので正確に反映しないという意見もあります。
アルバータとブリティッシュコロンビアは、無党派が多いうえに左右の二大政党+左右の二小政党という構図にあり、有権者が戦略的にスイッチするので、世論調査はあてにならないかもしれません。
by 高橋幸二 (2015-05-03 04:40) 

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