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ボリュー次期党首に異論相次ぐ [ケベック]

 ケベック連合が独立を成し遂げられなかったという理由で、同党の過去20年の歩みを全否定したマリオ・ボリュー次期党首に対し、2人の重役が辞任を突きつけた。ボリュー新体制は、発足前から早くも前途が危ぶまれている。

 オシェラガ支部長のジェリー・ボードワン氏は、党首選の翌日離党すると発表した。またブルーノ・グルニエ氏も同日、facebookでボリュー次期党首を「道化」と呼び、翌日党役員を辞任すると発表した。二人とも、ボリュー新党首の下で戦うことはできないと述べた。
 ケベック連合党首を15年務めたジル・デュセップ元党首は、ボリュー氏の演説に激怒した。
「私は“Nous vaincrons”と叫ぶ人々に同調できない。我々は、それが何を意味するか知っている。それは完全に無責任で、非良心的である。」

 ボリュー次期党首は、弁明に追われた。
「党首選で言われたスローガンは、ケベック解放戦線へのシンパシーを意味するものではない。」
「私が言いたいのは、独立問題を常に第一に掲げなければならないということだ。」
「デュセップ氏は多くのことを成し遂げた偉大なリーダーだった。」
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