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2011年「今年話題の人物」にレイトン前党首 [今年話題の人物]

 カナディアン・プレスは、2011年「今年話題の人物」にジャック・レイトン新民主党前党首を選出した。得票率90%は、65年の歴史で最高のうちの一つである。
 何度も落選しながらトロント市議となり、連邦政界に転身すると、万年第四党だった新民主党を躍進させた。癌に冒され、余名いくばくもない身と知りながら、それを隠し今年の総選挙でカナダじゅうを駆けめぐった。新民主党は歴史的にケベックに基盤がないが、モントリオールで生まれた彼は、流暢だが下町の訛りのあるフランス語を駆使して、ケベックにオレンジ旋風を巻き起こし、同党をついに野党第一党にのし上げた。
 総選挙の直後に死去すると、市民は彼の死を悼み、連邦議会議事堂の前にオレンジ・クラッシュの空き缶を積み上げた供養塔を築いた。そしてナイアガラの滝とCNタワーは、オレンジ色のイルミネーションで照らされた。

 記者による投票で、次点はスティーブン・ハーパー首相の5%だった。ほかには、女性州首相たち、“Occupy Canada”運動、シーラ・フレイザー元会計検査院長官らが得票した。
 Yahoo!のオンライン一般投票では、レイトン前党首の得票は50%だった。以下ドン・チェリー(ホッケー解説者)16%、ハーパー首相10%、“Occupy Canada”運動9.5%という結果となった。
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