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総合格闘技をトロント市内の学校に導入するよう要望 [スポーツ]

 トロント市長ロブ・フォードの弟ダグ・フォード市会議員が、トロント市教育委員会に、UFCが主催する『暴力的な』総合格闘技プログラムを市内の学校に導入するよう要望したと、トロント・スター紙が報じた。
 UFCのパンフレットによると、総合格闘技は「規律・敬意・チームワーク・誠意・自己管理・健康維持を促進する」と書かれている。だがトロント・スターはUFCについて、「流血の、反則なしの残酷な格闘技」と説明した。
 カナダ人ジョルジュ・サン=ピエールがUFC ウェルター級チャンピオンになっており、カナダでもUFCの人気は高まっている。総合格闘技(Mixed Martial Arts:MMA)はこれまでオンタリオ州で禁止されていたが、今年になって解除された。

 カナダでは今、いじめを苦にした生徒の自殺が相次いでおり、問題視されている。フォード議員からの電子メールは、オンタリオ州のマギンティ首相が反いじめ法案提出について説明した翌日の、12月1日に送信された。
 トロント市教育委員会のパメラ・ゴー委員は、不快感をあらわにした。
「全く狂気じみた提案です。学校は平和であるべきです。私たちは暴力や喧嘩を推進するつもりはありません。」
 クリス・グラバー委員は、フォード議員の事務所に断固反対すると回答したと強調した。
「いかなる状況においても、校内での暴力推進に自分が加担することはないと回答した。我々には暴力に反対するという共通認識がある。生徒たちにも、問題を解決する手段として暴力に訴えないよう教えてきた。」
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