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秋のセッション開幕、6人目の転向者 [長銃登録制]

3227ed454372a072abe81e2d0226.jpg 9月20日、連邦議会の秋のセッションが開幕した。このセッションは総選挙前の最後のセッションとも言われているが、冒頭からいきなり22日、長銃登録制度を廃止するC-391号法案の採決がある。この時期カナダには、10年ぶりに国連安全保障理事会非常任理事国になるチャンスがあるが、ハーパー首相とキャノン外相らは渡米した後、この採決のためいったん帰国する。

 新民主党のピーター・ストファー議員(ノバスコシア州サックビル=イースタンショア選挙区)はこの日、6人目の転向者となることを発表した。これにより票読みは151対153となり、法案は否決されることがほぼ確実となった。
「私自身は長い間長銃登録制度に反対してきたが、選挙区において両方の意見を注意深く聞いた結果、この日を終えるに当たり、私は有権者の声を代弁しなければならない。選挙区の62%は、長銃登録制度を支持している。残念なことだが、私は有権者の声を裏切ってきた。これまでの全ての政治歴の中で、これが最も困難な選択であった。」
 ストファー議員はこう述べた後、長銃登録制度に関する議論は節度と妥協を失い、国民をいたずらに分断したと非難した。
「賛成も反対も双方が、この問題について政治をもて遊んだことに疑問の余地はない。双方とも、国民をミスリーディングするために統計をもて遊んだ。私は断固として長銃登録制度に反対する。だが残念なことに、議論はもはや長銃登録制度そのものについてではない。それは、最悪の分断政治である。」

 保守党は、長銃登録制度に反対すると有権者に約束しながら、その逆に投票する議員は次の選挙で報いを受けるだろうと述べた。ハーパー首相は「我々は猟師や農民ではなく、犯罪を取り締まる銃登録制を望んでいる」と語った。


写真:車で議事堂に入るキャンディス・ヘップナー議員。
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