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次期総督指名、来週にも [総督]

 ハーパー首相は、早ければ来週にも次期総督を指名する。
 女王エリザベス二世が6月28日にカナダを訪問し、カナダ・デーにも出席する。女王は総督を任命するため、カナダ滞在中に行うのが適切と考えられているからだ。ジョルジュ・バニエ総督は1959年、女王の滞在中に任命されている。

 次期総督の最有力候補は、ウォータールー大学のデビッド・ジョンストン学長である。アングロフォンとフランコフォンが交互に就任する伝統を踏まえると、次期総督はアングロフォンが好ましいとされる。またハーパー首相は、総督は英仏二か国語を話せる必要があると考えているようだ。
 長い間取り沙汰されたジョン・ド・チャストレイン将軍は、72歳の高齢を理由に総督指名を固辞し続けている。
 ほかに名を挙げられている人としては、君主制主義者のヒュー・セガール上院議員(保守党)がいる。だが事情通は、彼はありえないと指摘する。ハーパー首相がこれまで指名してきた副総督たちは、特定の党派に属していない人たちばかりだったからだ。例外はニューファンドランド&ラブラドル州のジョン・クロスビー副総督で、かつてマルローニ内閣の閣僚であった。
 元トロント市長で元下院議員(進歩保守党)のデビッド・クロンビーも名を挙げられているが、彼は打診されたことも要求したこともないと言う。
「私は多少のフランス語を話すが、自分がバイリンガルだとは思わない。」

 ミカエル・ジャン現総督は、9月からUNESCO(国連教育科学文化機関)の任務に就く。
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