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緑の党、左派連立政権支持を表明 [2008年政治危機]

 緑の党のエリザベス・メイ党首は12月2日、自由党のディオン党首と会談し、左派連立政権を支持する意向を明らかにした。
 緑の党は一人の議員もなく、本来は連立には参加できないし、閣僚ポストもないだろうが、10月の総選挙で獲得した94万票は連立政権にとっては魅力である。そこでディオン党首が首相に就任したら、メイ党首を上院議員に指名してもらおうというのである。
 上院議員は首相の任命制で改選はなく、75歳定年制なので下院議員と異なり落選の心配はない。だが緑の党の支持は拡大している。メイ党首は最も当選の可能性を持つうちの一人であり、その彼女が選挙を戦うこともなく指名されて上院議員になるのは、いかがなものだろうか。もしも彼女が、議員になれるチャンスは左派連立政権時代だけだと考えているとしたら、残念なことである。
 たとえ上院議員になったとしても、次の総選挙までには辞任し、もう一度戦う姿を見せてほしいものだ。
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