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ポルノ・ピザ [マニトバ]


 2007年6月、マニトバ州ウィニペグにオープンした宅配ピザ店「ポルノ・ピザ」は、ピザと一緒にポルノ写真を宅配することで話題を呼んでいる。「セックスは売れる」を実践しているこの店のピザの箱の底には「食欲をそそる」ポルノ写真が印刷されているのだ。
 オーナーのコリー・ワイルドマン氏は語る。
「写真はプレイボーイのようなソフトなものから、ハードなものまであり、ピザを食べ進めると写真が現れるようになっています」。
 客はピザを受け取る際に、18歳以上であることを示す身分証明書の提示が義務づけられている。にもかかわらずこの営業戦略は、監視機関やその他団体の批判の的となった。児童擁護団体「ビヨンド・ボーダーズ」のロズ・プロバー氏は地元紙「ウィニペグ・フリープレス」において、
「我々の生活にはポルノが深く浸透しており、ついに食卓に配達されるに至った。この商売は、子供たちにポルノをばらまくことにもなりかねない。たとえ受取人が大人でも、家の中に子供がいないとは限らないのだから。」
と嘆いた。
 ワイルドマン氏は早くも、フランチャイズを全国に展開して毎週数百枚のピザを販売する構想を練っており、
「大衆受けを狙えば間違いない。『セックスは売れる』ことはみなが承知している」
と豪語した。
 ワイルドマン氏はこのアイデアを、友人の「ピザを配達していた男が孤独な女性と出会い、ピザ以上のものを配達した」というエピソードから得たという。驚くべきことに、顧客の75%以上は女性だという。
 実際に注文した男性客は、こう語った。
「いいねえ。車の上に広告が乗ってるだろう。注文したら、町内みんなに知れ渡っちゃうよ!」

写真左:配達車の上部に掲げられた広告。注文の電話はこちらへ。
写真右:ピザを嬉しそうに受け取る客。


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